将棋アプリ 81道場 (日本将棋連盟後援)
- レビュー
- 4.6
- バージョン
- 2.4.9
- インストール数
- 50,000+
スクリーンショット
将棋アプリ 81道場 (日本将棋連盟後援) Frivlyzチームによる分析
将棋をスマホでじっくり指したい人に、私がまず候補としてすすめたいのが将棋アプリ 81道場です。81Dojoが開発するボードゲームで、オンライン対局を中心に、対局後に内容を振り返る感想戦モードまで用意されています。単に空いた時間にCPUと遊ぶタイプではなく、世界中の利用者と盤を挟む感覚をスマホへ持ち込んだアプリです。
無料で始められるので、将棋を始めたばかりの人がオンライン対局の雰囲気を試す入口としても使いやすい一方、対人戦ならではの緊張感があります。私は、勝ち負けだけでなく「なぜこの手を指したのか」を考えながら上達したい人ほど、このアプリの良さを感じやすいと思います。
対局を始める前に知っておきたいこと
このアプリは2015年7月23日に公開され、現在のバージョンは2.4.9です。Androidでは7.0以上が必要で、年齢区分は3歳以上。料金は無料なので、まずインストールして操作感を確かめるまでの心理的な負担は小さめです。
利用者の規模も小さくありません。ストア上では平均4.6の評価があり、評価数はおよそ2,200件、レビュー数はおよそ570件、インストール数は5万以上に達しています。数字だけで品質を決めるべきではありませんが、少なくとも一人用の練習盤だけを想定したアプリではなく、オンライン対局を目的に選ぶ人が継続していることは伝わります。
開発元は81Dojoです。将棋盤の見た目や駒の動かし方だけを楽しむアプリとは違い、対局相手を見つけて指し、終わったあとに手順を見直すという流れが中心になります。したがって、最初から勝ち続けることより、対人戦のルールとマナーに慣れる気持ちで始めるほうが自然です。
購入面で見ると、無料で利用を始められることが大きな特徴です。私は、課金の有無を気にしながら進めるゲームが苦手な人にも試しやすいと感じました。ただし、無料だからといって対局の緊張感まで軽いわけではありません。実際に人と指す以上、時間の使い方や一手の重みは、パズル形式の将棋問題とは別物です。
最初の一局で戸惑いやすい部分
将棋を覚えたばかりなら、駒の動かし方を確認するだけでなく、オンライン対局の進行そのものにも慣れが必要です。相手の手を待ち、自分の候補手を考え、決断したら着手する。この繰り返しは、CPU戦のように自分の都合だけで進める遊び方とは違います。
特に、対局開始直後から完璧な方針を立てようとすると疲れます。私は最初の数局では、序盤で無理に勝負を決めようとせず、駒をただ取り合うのではなく、王の安全と駒の働きを確認するようにしています。こうすると、負けたときにも「どこで形が崩れたか」を後から見つけやすくなります。
スマホ画面では、物理的な将棋盤より駒が小さく感じることがあります。指で操作する以上、意図しない場所を触れないように落ち着いて操作したいところです。急いでいると、考えがまとまっていないまま着手してしまうので、移動前に一度だけ相手の狙いを確認する習慣を作ると安心です。
感想戦を上達の時間に変える方法
このアプリで私が特に価値を感じるのは、対局後の感想戦モードです。勝った対局だけを見返すのではなく、負けた対局こそ、最初に「自分が悪いと思う手」を一つだけ選んで確認するのがおすすめです。すべての手を一度に分析しようとすると、何が重要だったのか分からなくなります。
例えば、序盤で駒得をしたのに王が危険になった対局なら、駒を取った手の前後を見直します。相手の攻めを受ける準備があったか、逃げ道を自分で塞いでいなかったかを確認するだけでも、次の対局で意識する点が明確になります。これは単なる勝敗履歴よりも、実戦を教材に変えやすい使い方です。
もう一つのコツは、感想戦をすぐ終わらせないことです。対局直後は悔しさや安心感が強く、判断が感情に引っ張られます。私は一度全体を眺めてから、気になった局面を二つか三つに絞ります。そうすると、相手の好手を認めつつ、自分の改善点も冷静に整理できます。
将棋の本や動画を見るだけでは、自分が実戦でどこを間違えるかまでは分かりません。このアプリでは、自分の選択がそのまま記録されるため、勉強した内容を実戦で使えたか確認できます。定跡を覚えることより、覚えた形から外れたときに考える力を伸ばしたい人に向いています。
勝ちたい気持ちとプレッシャーの付き合い方
オンライン対局の魅力は、毎回違う相手と違う展開になることです。その反面、勝率を気にしすぎると、将棋を学ぶ時間が評価を守る時間に変わってしまいます。私は、数局ごとの結果ではなく、「今日は相手の王の位置を見る」「駒損した後の粘り方を試す」といった小さな目標を決めるほうが長続きしました。
仕事や学校の休憩中に一局だけ指したい人は、開始前に時間の余裕を確認したほうがいいです。対局は自分の都合だけで途中終了できるものではないため、移動直前や呼び出しがありそうな時間帯には向きません。短時間で気軽に遊びたいなら、詰将棋や一人用の問題集のほうが生活には合わせやすい場合があります。
一方、夜に落ち着いて盤面へ集中できる人なら、対人戦の圧力が良い練習になります。相手が次に何をするか分からない状況では、知識だけでなく確認の手順が身につきます。自分の王、相手の攻め駒、次に起こる取り合い。この順番で見る癖をつけると、焦りに流されにくくなります。
公平さは「買える強さ」がないことだけでは決まらない
無料で始められる点から、私は課金によって対局上の強さを買うタイプのゲームとは違う印象を持っています。少なくとも、将棋そのものは双方が同じルールと盤面で争うため、勝敗を決める中心は指し手です。装備やキャラクターを購入して有利にするゲームと比べると、競技としての条件は理解しやすいでしょう。
ただし、公平に感じるかどうかは、相手との実力差や対局中の心理状態にも左右されます。初心者が経験者と当たれば、無料であっても圧倒されることがあります。そこで「自分には才能がない」と決めつけるのは早いです。最初は相手の強さを測る期間だと考え、負けた局面を感想戦で一つずつ拾うほうが、実力差を縮める近道になります。
課金については、無料で始められるという点が明確です。私は、購入を前提に進行を急かされるタイプのゲームを避けたい人には好印象だと思います。ただ、追加機能や支払いの細かな条件を理由に選ぶ人は、利用前に自分が必要とする範囲を確認しておくのが安全です。価格だけでなく、対局と振り返りを目的に使うかどうかで判断するのがよいでしょう。
公平さを保つうえで、利用者側の姿勢も重要です。負けた直後に相手へ感情をぶつけるより、相手の良かった手を一つ見つけるほうが、次の自分の判断に役立ちます。オンライン将棋は盤面だけで完結するように見えて、相手が人であることを忘れない落ち着きも求められます。
他の将棋アプリやCPU戦と比べたとき
一般的な将棋アプリには、CPUの強さを選んで一人で遊ぶもの、詰将棋を解くもの、棋譜を眺めるものがあります。それらは、通信環境や相手の都合を気にせず、自分のペースで練習できるのが長所です。ルールを覚えた直後や、数分だけ頭を動かしたいときには、そうしたアプリのほうが便利です。
81道場は、そこよりも人間同士の実戦と、その後の感想戦に重心があります。CPU相手なら同じ場面を繰り返せても、オンラインでは毎回違う考え方に対応しなければなりません。定跡どおりに進まない相手と指す練習をしたいなら、この違いは大きいです。
反対に、完全な初心者がいきなりオンライン対局だけを続けると、何が悪かったのか分からないまま負ける可能性があります。駒の動き、王手、詰み、成りといった基本に不安があるなら、先に一人用の教材で最低限を固めるほうが効率的です。このアプリは、将棋を知らない人を手取り足取り導く学習教材というより、覚えたことを実戦で試す場所として考えると合います。
向いている人と、別の選択がよい人
私がすすめたいのは、オンラインで本物の相手と指したい人、対局後に自分のミスを振り返りたい人、勝敗だけでなく考え方を鍛えたい人です。特に、将棋教室や友人との対局だけでは相手が限られている人にとって、スマホから対局の機会を広げられるのは便利です。
反対に、短い時間で必ず一つの問題を解きたい人、通信や相手の待ち時間を避けたい人、負けることに強いストレスを感じる人には、CPU戦や詰将棋アプリのほうが満足しやすいでしょう。また、対局中に席を離れることが多い生活なら、始める時間を選べる一人用のアプリが現実的です。
将棋を観戦するだけで満足したい人にも、少し方向が違います。観戦中心のサービスなら他人の対局を眺めることが主役になりますが、こちらは自分で指して初めて価値が広がります。見るだけでなく、実際に一手を選び、その結果を振り返るところまで楽しめるかが判断の分かれ目です。
毎日の使い方を決めると続けやすい
私なら、最初から長時間の連戦を目標にしません。まず一局を丁寧に指し、終わったら感想戦で重要な場面を一つ確認します。その後、同じ失敗を避けるための短いメモを残します。「飛車を動かす前に王を見る」「相手の取りを一手先まで確認する」のように、次回の行動へ変換するのがポイントです。
週末にまとめて遊ぶ方法もありますが、将棋は少しずつ考える習慣を続けるほうが、盤面の見え方が安定しやすいです。忙しい日は対局を無理に入れず、前の棋譜を見返すだけでも構いません。新しい対局を増やすより、過去の一手から学ぶ時間を確保したほうが、無料で使える価値を深く引き出せます。
スマホで指すなら、通知や周囲の会話に邪魔されにくい場所を選びたいです。将棋は一手の確認に集中力を使うので、画面を開いたまま別の作業を始める使い方には向きません。私は、対局前に終わりまで集中できる時間を確保し、感想戦まで含めて一つの練習として扱うのが最も気持ちよく使えると思います。
気になる点を含めた信頼性の判断
このアプリの良さは、無料で対人将棋へ入りやすく、対局後の振り返りまで一つの流れにできることです。評価も4点台半ばと高く、5万以上のインストールがあるため、試す人が一定数いることも判断材料になります。とはいえ、評価の高さだけで自分に合うとは限りません。対局時間を確保できるか、負けを学習材料にできるかが重要です。
一番の注意点は、オンライン対局が気軽な暇つぶしとは違うことです。相手が人である以上、開始するタイミングと集中力が必要です。初心者は最初の数局で苦戦するかもしれませんが、その結果をアプリの価値と直結させず、感想戦で一つずつ原因を探してみてください。
また、購入や追加要素を最優先に比較したい人は、無料で始められるという事実だけで決めず、自分が求める機能が対局中心なのか、学習中心なのかを整理するとよいです。私は、支出を抑えながら実戦経験を積みたい人には好意的にすすめますが、完全に一人で完結する練習環境を求める人には別の選択肢も検討してほしいです。
最終的に、このアプリは「将棋を遊ぶ」より「将棋を指して、考えて、振り返る」ことに向いています。対人戦の公平さを受け入れ、勝敗から逃げずに一手を見直せるなら、スマホで使える実戦道場として十分に頼れます。私は、まず無料で一局を試し、対局後に感想戦まで続けられるかを確かめる使い方をすすめます。そこまで楽しめたなら、81Dojoは長く付き合える将棋アプリになるはずです。
将棋アプリ 81道場 (日本将棋連盟後援) 長所と短所
長所
- 対局後に棋譜を保存でき、指し手の振り返りに役立つ
- 段級位制度があり、実力に近い相手と対戦しやすい
- 海外ユーザーも多く、さまざまな棋風に触れられる
- 観戦機能で他の対局を見ながら戦術を学べる
- スマホだけでなくPCからも同じアカウントで利用できる
短所
- 初心者には専門用語や対局マナーがやや分かりにくい
- 通信環境が不安定だと対局中に切断される可能性がある
- 対局相手によって待ち時間に差が出ることがある
- 派手な演出は少なく、ゲーム性を重視する人には物足りない
- 一部の便利な機能は会員登録や設定が必要になる
よくある質問
将棋アプリ「81道場」は初心者でも利用できますか?
はい、初心者でも利用できます。オンライン対局だけでなく、棋譜の確認や観戦を通じて将棋の流れを学べます。対局相手の棋力が幅広いため、最初はルールや駒の動かし方を理解してから、低めのレーティング帯で対局するのがおすすめです。日本将棋連盟後援のサービスとして本格的な環境が整っていますが、最初は機能の多さに戸惑う可能性があります。
81道場ではどのような対局ができますか?
81道場では、インターネットを通じて他のユーザーとリアルタイムで将棋を指せます。通常の対局に加えて、持ち時間や秒読みなどを設定でき、自分の好みに合った条件で対局を探せます。また、対局後に棋譜を確認したり、他のユーザーの対局を観戦したりできるため、実戦経験を積みながら戦術や終盤の考え方を学べます。
81道場を利用するために会員登録は必要ですか?
対局相手とオンラインで本格的に対局するには、基本的にアカウント登録が必要です。登録後は自分の棋力や対局履歴を管理しやすくなり、継続して利用するほど成績やレーティングを確認できます。登録時にはユーザー名などの情報を設定しますが、利用前にアプリ内のプライバシーや公開設定を確認し、個人情報を必要以上に公開しないよう注意してください。
81道場は無料で使えますか?課金は必要ですか?
基本的なオンライン対局や観戦などは、無料で利用できる範囲が用意されています。そのため、まず試しに将棋を指してみたい人でも始めやすいアプリです。ただし、利用する端末や提供形態、今後のサービス仕様によって利用条件が変わる可能性があります。ダウンロード前には、Google PlayまたはApp Storeの料金表示、アプリ内課金の有無、最新の利用規約を確認することをおすすめします。
81道場で安心して対局するために注意することはありますか?
オンライン対局では、通信環境や相手のマナーによって快適さが変わる場合があります。対局中にアプリを終了したり通信が切断されたりすると、負け扱いになる可能性があるため、安定したWi-Fiやモバイル通信で利用するのが安心です。また、対局相手との個人的な連絡や外部サービスへの誘導には慎重になり、不快な発言や迷惑行為を受けた場合は、アプリの通報・ブロック機能や運営の案内を確認してください。

















